さて、京都である。私が例のインドの人に、「ナツニキョト、カンコースル、ソレヨクナイアルヨ」と英語で説明したくらい夏は暑いらしい。「トテモトテモアツイ、ワタシノトモダチイッテタヨ」。せっかくなので、どのくらい暑いのか、同じような気温推移グラフをつくってみたのだ。
こちらもついにこれで完成である。上図の範囲、七月一五日から八月三一日までの三都市における正午の気温を平均してみると、次のようになった。
都市 | 東京 | 大阪 | 京都 |
---|---|---|---|
平均気温(度C) | 28.0 | 30.9 | 31.0 |
ここに何度か書いたように、その場所を人が暑いと感じるかどうかは、本当は気温だけではなくて、湿度や風のあるなし、あるいは夜間の最低気温がどのくらいか(熱帯夜かどうか)といったいろいろな観測値から総合的に判断する必要がある。上のグラフや平均値は、あくまで毎日の十二時の気温という、ほんの一面を切り取っただけのものである(毎日の最高気温ですらない)。それでも、ほんの0.1度くらいにすぎないが、京都が大阪より若干暑い、という結果にはなったようだ。かたや東京は、本当に涼しい夏だった。
さらに札幌、仙台、名古屋、北九州、那覇等々いろいろな都市の気温グラフや平均気温を算出しても面白いとおもうが、まずはここまでとしたい。また来年、この場所でお会いしましょう。