速度違反取り締まりなどの厳しい規制にもかかわらず、交通事故は今なお身近な危険として日常の私たちの生命を脅かしています。特に自動車を運転中または同乗中の死者数は、日本の交通事故死者数のおよそ四〇パーセントを占め、自動車の安全性能強化は焦眉となっております。しかし、自動車ボディの強化は、また自動車の重量増大、燃費の悪化から大気汚染の深刻化といった問題の遠因となっており、そうした観点から、現在の自動車開発は、重量軽減と安全性の追及という二律背反の中にあるといえます。
大西科学では、環境保護と安全性能の両立、自動車事故による事故死者数の局限に、非自動車メーカーとして取り組んでまいりましたが、このたび、大西科学の開発による、自動車用緊急脱出装置の第一弾として、「しびとがえし一号」を実用化、生産を開始いたしました。
「しびとがえし一号」は、自動車に取り付ける緊急脱出装置です。航空機、宇宙機メーカーとしての豊富な経験が十二分に反映された国内に類を見ない安全性と、国産車のほとんどに取り付けることの出来るフレキシビリティは、これまで取り付けをためらっていた方にもお勧めできるものと自負しております。たとえば、従来製品は、緊急脱出装置取付時に自動車の屋根の切断を、専門の工場で行うことが必須条件となっていましたが（※１）、大西科学「しびとがえし一号」では、核反応励起による超高出力パルスレーザーにより、脱出時に屋根を蒸発させる構造になっておりますから、事故のその時まで愛車を傷つけることなく、誰にでも簡単に取り付けが可能なのです。
もちろん、脱出時の安全は十分に確保されております。事故などによる、加加速度の急激な変化などにより衝突を検知しますと、しびとがえし一号に内蔵されたエアバッグにより完全に運転者の体をシートに固定します。続いて内蔵小型核電池が駆動、レーザーを用いてトップグリルをおよそ十ミリ秒（※２）で焼断、脱出口を確保します。さらに、シートに内蔵された超伝導レールガンに電力を供給、およそ十五Ｇ（瞬間最大）の加速度であなたを空中に脱出させます。これなら、衝突相手がダンプだろうがタンカーだろうが問題はいっさいありません。
オプションで手動による作動も可能ですから、より広い範囲の事故に対応が可能。従来の衝突安全ボディ、エアバッグ等の防御設備と異なり、車ごと崖から落ちる、海に落ちるなどの事故にも完全対応しております。あっと思ったらすぐ手動で作動。しびとがえし号が大惨事の地上からあなたの生命を救い出します。
しびとがえし号は、助手席、後部座席にも取り付けが可能なほか、チャイルドシートにもオプションで対応しております。あなたと家族の大切な命を、しびとがえし号でお守り下さい。
| 仕様 | |
| 名称 | 自動車用緊急脱出装置しびとがえし一号（DS-01しびとがえし１号） |
| 類別 | 緊急射出座席 |
| 形式 | 超伝導リニアモーター／高出力レーザーソー（使い捨て型） |
| 出力 | 1.5MW（Ｘ線レーザー、瞬間最大） |
| 射出座席最大加速度 | 15Ｇ以下 |
| 適合車種 | 国内の自家用車両のうち、天井部厚が3mm以下で、かつ天井部にキャリアなどを搭載しないもの（詳細なリストが付属しています） |
| 付属品 | マニュアル、簡単とりつけマニュアル（DVDディスク） |
| 電源 | 内蔵／直流12Ｖ |
| サイズ | 250×120×800（リニアモーター軌条）、300×300×15（核反応エネルギーパック）、28×25×500（レーザー銃座）、150×200×32（加加速度計） |
| 価格 | オープンプライス |
| オプション | 価格 | |
| 交換用励起核反応電池 「アトム九号」 | 純正、レーザー励起用核反応電池 | 79,800円 |
| レーザー防護眼鏡 「まもるくん七号二型」 | 乱反射したレーザーから目を守るゴーグル | 149,800円 |
| レーザー防護眼鏡 「きやすめくん四号」 | 乱反射したレーザーから目を守る効果があるとされるサングラス | 1,980円 |
| 交換用パラシュート付射出座席 「おうか二号」 | より安全性能に優れた射出座席です | 998,000円 |
| 耐熱耐衝撃防護服 「イスカンダルIII」 | S, M, L, LL各サイズあり | 200,000円〜 |
※１ 当社比。
※２ 天板の厚み、気温、核電池残り容量などの条件によって増減いたします。
使用上のご注意
※トンネル内など真上に構造物がある状態での使用は、おやめください。
※明石海峡大橋などのつり橋での使用は、パラシュートが橋脚などの影響で開かないなどの事故が起きる可能性があります。ご注意下さい。
※歩道橋、信号機、電線などにも十分ご注意ください。
※射出角度が不良の場合、ビルなどの壁に激突する恐れがあります。衝突によって車体が大きく傾いた状態での射出は、おやめください。
※レーザー焦点距離を変更し、前の車に照射するなどの改造は、法律で禁じられております。絶対におやめください。
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