描写の鬼

各務:一個って言ってもさ、ほら、コンビニのおばちゃんにもらったのだよ。
ジャッキー:くは、それは厳しい。
しづか:コンビニがチョコくれたりするんですか?>各務さん
Misaki:最近のコンビニはサービスいいなあ。
各務:いや、本当だってば。セブンイレブンのレジのおばちゃんが、気持ちですけどって、チロルチョコを
しづか:え、チロルチョコって?
ジャッキー:今の子はチロルチョコも知らないのか…。
Misaki:コンビニのおばちゃんが個人的に各務さんにだったりして(笑)
各務:嬉しくないよ(爆)
Misaki:娘さんはくれなかったんですか。
各務:そうなんだよ。恵まれてない親なの、俺は(泣)
しづか:よしよし
ジャッキー:ちょっと、話の腰を折るようで申し訳ないんだけど。
ジャッキー:ずっと思ってたことがあるんだけど、思い出したんで、聞いてくれないか>ALL
各務:量子、量子。なんで俺を残して。
しづか:何ですか>ジャッキー
Misaki:チョコならあげないよ>ジャ
ジャッキー:(笑)とか(泣)の話なんだ。
各務:笑ったり泣いたりする話ってことか。
ジャッキー:小学校の時に、読書感想文得意だったですか、みなさん。
しづか:ダメー。今も書き方わからんもん。
Misaki:私も。そつなくこなしてたけど。得意かというと。
各務:あれは子供を作文嫌いにする文部省の陰謀だね(笑)
ジャッキー:あれ、あらすじ書いて、最後に「楽しかったです」って書くじゃないか。不器用な子は。
Misaki:「また読みたいと思います」とかね。
しづか:「とっても楽しかったです」だったよわたし。
ジャッキー:そうすると、まあ、先生はいい顔しないわけだ。「楽しかった」というのは感想じゃない、
ジャッキー:「どう楽しかったのか、それを書きなさい」とか言われて。
各務:ははあ。
Misaki:だから「また読みたいと思います」なわけなのよ。私は。
各務:偉いっ>Misaki
Misaki:へへん。
ジャッキー:そういう観点で見た場合「(泣)」ってどうなのかな。「泣いた」という事実を放り出して
ジャッキー:あるだけで、描写とは言えないんじゃないか、これは「楽しかったです」と同じじゃないか
しづか:ほほう。
各務:??
ジャッキー:「彼女は美少女だった」とか「彼女は泣いた」という表現、小説の中にあったら怒るだろ。
ジャッキー:「彼女は整ってはいるが、年齢に合わないきつめの顔立ちで」とか「その場でしゃがんで
ジャッキー:肩を震わせていた」とか書くべきなわけ。
ジャッキー:それと「(泣)」は同じじゃないかと。
各務:じゃあ、どう書けばいいの>ジャ
Misaki:(涙)?
ジャッキー:そうそう。(涙)なら、涙を流した描写だから。(;_;)も、そうだよね。その意味では。
しづか:わかったような気がする。じゃ(笑)は?
Misaki:えーと、(歓)とか。
ジャッキー:いや(笑)は「笑い声がしました」という描写だから、まあいいんじゃないかと。
各務:「泣き声がしました」という描写だと思えば?
Misaki:なかなかいないでしょう。泣き声を挙げて泣くひとは。
各務:ああそうか。
ジャッキー:(伏)とか(噎)とか、なにしろ頭を使おう、描写をしようというわけで。
しづか:(噎)って何?(カットアンドペースト)
ジャッキー:むせび泣く、という字。
各務:じゃあ(怒)はどう書いたらいい?
ジャッキー:んー。
Misaki:(激昂)とか(机を叩く)とか。
ジャッキー:今は一文字ということにしようよ。いいんだけど。
しづか:(昂)とか(叩)とか。
各務:(唾)とか。
ジャッキー:それだ>各務さん
Misaki:森首相はゴルフに行くな(唾)
しづか:なんか、汚いなあ。
各務:森首相はジョギングして痩せろ(皺)
しづか:皺ってなに、皺って。
ジャッキー:眉間の縦じわ?…それはわかりにくい…。
各務:そうそう。
Misaki:景気対策は焦眉の急であります(難)
ジャッキー:NTTは安価な常時接続を提供しろ(咆)
各務:恵子、彼氏でもできたんじゃないかなあ(線)
ジャッキー:それはギリギリだなあ>各務さん
各務:ちびまる子ちゃんのタテ線ね(線)
しづか:給料が安くて安くって(暴)
各務:俺も安い(暴)
ジャッキー:私だって安い(暴)
Misaki:残業代が出ない(暴)
各務:なあ、これって(小)>ジャッキー
ジャッキー:なんスか各務さん(傾)
しづか:(隠)
Misaki:(閑)
各務:いつもとあんまり変わらんな(叫)
ジャッキー:(驚)


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