日本は海に囲まれた国です。古来、日本人は交通路や漁業資源の生産地として、海を活用してきました。しかし、住宅難が叫ばれて久しいところであるにもかかわらず、この海の積極的な活用、すなわち海上に住む、という当然のアイデアを実現されたことはありませんでした。このたび、大西科学では、つくばね船舶との共同開発による海上住宅くにうみ6号の実用化に成功。モデルハウスの展示と、予約受付を開始いたしました。
くにうみ6号は、海上を自由に移動できる完全自航式海上住宅です。近年になって、自宅勤務を行うことによって都心への往復に割く労力を生産的な活動に投入しようという気運が盛んになってきましたが、やはりまだまだ職場への往復は省略できない生活の一部となっています。くにうみ6号なら、普段は、煤煙、放射性廃棄物、ダイオキシン汚染をはじめとした陸上のあらゆる公害から遠く離れた郊外にて悠々自適の毎日を送り、通勤日には海から都心に接近、自由に選択した海岸から上陸することができます。状況に応じて川をさかのぼることでさらに都心へのダイレクトアクセスが可能。水上はすべてあなたの庭と言っても過言ではありません。
海上住宅の実現に大きな障害となっていたのは、インフラストラクチャの未整備です。広い海原を自由に移動できるとはいえ、陸上と目に見えない補給路によって結びつけられているのでは真の海上住宅とは言えません。大西科学では「寒い寒い寒い夜号」などの技術蓄積によりこれらの問題を解決。快適な海上生活を保証いたします。「くにうみ6号」におけるライフラインの確保は以下のようになっています。
「くにうみ6号」は、大型のガスタービン・イオンジェット発動機を標準で装備しておりますから、海上を最大三五ノット(軽荷時・両者併用時)で移動が可能です。また、海上交通の利便を考えて、「くにうみ6号」にはモーターボート用の係留杭を装備。いざというときのために上陸用舟艇をお備えください。
航海は、話題のWinbows2000オペレーティングシステムの塔載により、完全なインテリジェンス・シップ化を完了しております。GUIによる簡単な操作で、海の銀座と呼ばれる東京湾の航海もまったく安全です。
つくばね船舶との共同開発により、いまならお得な海上保険をご用意。住宅ローンからわずか月々1%の積み立てで、万が一の難破にも安心の保障をお届けいたします。ぜひご検討下さい。
仕様 | |
名称 | 海上住宅くにうみ6号(SP-06くにうみ6号) |
類別 | 船舶 |
電力受信部 | 大西科学「あまくだり18号」コンパチブル・ マイクロウェーブ・マネージャ |
使用衛星 | 「みちしるべ8号〜56号」(※3) 「あまつかぜ1号〜3号」 以下、平成十一年度打ち上げ 「みちしるべ57号〜63号」(※4) |
操船機構 | Winbows2000フルオートマティックパイロットシステム/手動(緊急時用) |
排水量 | 1024トン |
主機 | ガスタービン式八千馬力 超伝導イオンジェット推進システム(高速航行時用) |
連続航行時間 | 最大三十八日(経済速度) 最大10時間(内蔵バッテリーによる) |
オプション | 価格 | |
高精度レーダー 「うのめ3号」 | 衝突回避用レーダー | 230,000円 |
高精度GPS 「たかのめ3号」 | 衛星位置検出システム | 880,000円 |
バラストタンク 「青6号」 | 追加装備用バラストタンク | 55,000円 |
ウェーキライダー 「S707号」 | 航跡追尾魚雷 | 68,000円 |
潜水服 「イスカンダルXX」 | S, M, L, LL各サイズあり | 380,000円〜 |
※1 IRIDIUMはIridium LLCの登録商標です。
※2 予定。計画の遅延等により予告なく変更する場合があります。
※3 オプションにより利用可能。
※4 予定。計画の遅延等により予告なく変更する場合があります。
使用上のご注意
※「くにうみ6号」はその性質上、急激なターンなど過激な操船には適しておりません。万が一の船舶との衝突には十分ご注意ください。
※「くにうみ6号」の浸水時には別売りの排水ポンプ「ふなゆうれい1号」をご利用ください(99年8月発売予定)。
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