「oopatrs」。Out Of Place ARTifactSの略で、直訳すれば「場違いな遺物」。古代の遺跡などとともに発掘される装飾品、道具のうち、当時の技術では製造できたと思えない品、高度な知識や技術の存在を仮定しなければ解釈できない品を指していう言葉。「ピリ・レイスの地図」、マヤの「水晶どくろ」、コロンビアの「黄金のスペースシャトル」などが有名。これらオーパーツの起源として、異星人などのすぐれた文明との接触などを想像されることが多いが、すくなくともこれら有名なオーパーツに関しては、なんらかの合理的な解釈が不可能なものは存在しないと急いで書き添えておくべきだろう。
この文脈では、要するに西暦二〇〇〇年の人類にとって「文化レベルにおいて想像されるものと遥かに懸絶した、場違いなほど高度な知識」である超ひも関連技術を指している。スピードマンが死んで大阪の街の遺跡とともに後代発掘されるようなことにでもなれば、たしかにオーパーツと呼ばれるのは間違いないし、有り体に言ってそれこそ異星人との文化的接触の結果なのであるから、スピードマンは確かにオーパーツそのものなのである。