インターネットをお使いの皆様へ、ウィルスの警告です。ユーザーの皆様はこのページを良くお読みの上、十分ご注意ください。このウィルス「Quote99」は、1999年4月に最初の感染が確認された高度なウィルスで、お使いのパソコンの非常に多岐にわたるシステム書類に感染し、さまざまな症状を引き起こします。
●ウィルス名称
Quote99(クォート99)
●感染方法
特定ウェブページのブラウズ、電子メールの授受。
●原産地
日本
●症状
「Quote99」に感染すると、次のような症状が生じます。
(1)特定のメールソフトを用いてメールを書く、ブラウザを通じた掲示板への書き込み(フォームを使った送信)を行うと、送信内容の一部が、Quote99に書き換えられた状態で送信されてしまいます。
○例:
元の文章 このような宣伝(^_^;)のメールを送るのは止めてくださいm(_ _)m。迷惑です:-p 書き換えられた文章 このような宣伝のメールを送るのは止めてください。迷惑です。 元の文章 いいかげんにしなさい(怒)なんて思ったのですが(笑)、自分もそうか(泣)などと気が付いてしまって(爆) 書き換えられた文章 いいかげんにしなさい、なんて思ったのですが、自分もそうか、などと気が付いてしまって。
このように変換された結果、元の文章の意味があいまいになったり、誤解される恐れがあります。
(2)テキストエディタ等によるテキスト作成時に、特定の単語を入力すると、スピーカーから音声を出力します。
○例:
「(笑)」を入力 → 笑い声が出ます。
「(爆)」を入力 → 大笑いする声が出ます。
「(核爆)」を入力 → 爆発音が出ます。
「(木亥火暴)」を入力 → 最大音量の爆発音が出ます。
音声出力によって、これらの単語の入力が困難になります。最後の例では、スピーカーが破損する恐れもあります。
(3)IM(日本語入力プログラム)の辞書を書き換え、変換後の単語に半角と全角の括弧「(」「)」「(」「)」を含むものを消去します。また、一部については登録単語を次のように書き換えます。
○例:
「いかり」 → 「(恕)」
「あせ」 → 「(汁)」
「ばく」 → 「(曝)」
これらの単語登録により、特定の単語を入力しにくくなります。
(4)半角のカタカナが使用できなくなります。
画面表示、キーボードからの入力、ファイル名など、すべての場面で半角カナが全角カタカナに置き換えられてしまいます。
この結果、画面表示のレイアウトが崩れる、パス名が変わってリンクが切れる、顔文字の一部のデザインが崩れるなどの障害が起こります。
(5)飾り数字が使用できなくなります。
画面表示、キーボードからの入力、ファイル名など、すべての場面でローマ数字、丸付き数字などの飾り数字が、普通の数字に書き換えられてしまいます。
この結果、画面表示のレイアウトが崩れる、パス名が変わってリンクが切れる、文章から飾りが失われるなどの障害が起こります。
(6)ハードディスク中のテキストファイルを書き換えます。
毎日午前0時5分に、ハードディスク中のテキストファイルをランダムにスキャンし、特定の記号を書き換えます。
○例:
元のテキストファイル :う〜ん、なんだかな〜。
書き換えられたテキストファイル:うーん、なんだかな。
元のテキストファイル :そうなのですか。。。
書き換えられたテキストファイル:そうなのですか…。
●予防方法
上記の例に類する単語を入力しないようにすれば、発症を防ぐことができます。
●発見方法
上記の症状を直接確認するか、ウィルススキャンソフトをご使用ください。
●駆除方法
当社のウィルススキャン・駆除ソフト「大西科学・ウィルス特高警察」を、最新のウィルス定義ファイルとともにご使用ください。または、ハードディスクをフォーマットし、システムを再インストールしてください(これを何度か繰り返す必要がある場合があります)。
●追加情報
最新の情報によれば、この「Quote99」の変種である「Quote99A」が発見されております\(⌒∇⌒)/。十分ご注意ください(謎)。