獣人帝國バグーの、一般戦闘員。遺伝子操作によって作り出され、さらに外科的手段によって強化されるバグノイドと異なり、基本的に人間の遺伝子をベースに、手術なし、高速培養のみによって作られる兵士である。大量生産を目指して作られているため、厄介な調整が必要でないかわり、その戦力は一般人よりやや上程度である。遺伝子改造の結果、個々の知能は低く押さえられており、小隊長となるバグノイドの指令なくしては、組織的な行動はとることができない。
異星科学によるナノマシンのサポートがない、ただの遺伝子改造兵士なので、バグチェンジなどの能力も持っていない。全身黒づくめのコスチュームで、反乱を防ぐために考える能力や言葉を奪われている。彼らは、任務になんの疑問も持たず、従容としてスピードマンに立ち向かい、虫けらのように殺されてゆくのである。
特に初期ロットに関しては、遺伝子操作技術が安定しておらず、またチェック機構も不十分だったため、バグメイト三八号のように、自分の存在に疑問を持つ知能を持つ個体など、バグメイトのステロタイプから逸脱した突然変異体を時折産みだしていた。