クロゴケグモバグ(三矢麗子)

 第二〇話スピードマンを未曾有のピンチに陥れたクモ型バグノイド。変身前の姿は、二十代後半の美女、三矢麗子(ただし、性別は男)。

 通常型バグノイドとして、性能的には完成の域に達したバグノイドであり、突出した特殊能力は持たないものの、単純な戦闘力ではほぼ究極に近い能力を持っている。自称「最強のバグノイド」であり、第二〇話時点においてその言葉は正しい。レベルの高い容姿と完全に人間社会に溶け込む知能を合わせ持ち、不正規戦を想定戦場としながら、戦闘力も極限まで高めた、芸術品といっていい。

 結果として戦闘においてスピードマンに破れたクロゴケグモバグであるが、ひそかに「ワタナベクリエイト」において、各務の失職の原因となる工作を行っていたという説もある。

 必殺技はクモらしい糸を用いた攻撃「ボビン・フッド」であるが、怒りに燃えるスピードマンの前に、発揮されることなく終わった。


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