コンドルバグ、イーグルバグ、ファルコンバグ

 第二三話に登場した、対スピードマン戦最後の切り札となる、三体の飛行バグノイド。兄弟バグノイドであり、風間一郎、二郎、三郎という人間名も与えられている。

 飛び道具を基本的に持たないススピードマンに対して一定の成功を収めたカラスバグを改良し、火器等の重装備を装備できる大型飛行バグノイドとしたもので、その総合的能力はバグノイド開発史の掉尾を飾るにふさわしい、優れたものであった。乗客として侵入、バグチェンジ後に破壊活動が可能であるという、バグノイドの理想を体現する、バグチェンジ能力、優れた知性、時速四二〇キロメートル(設定値)に達する飛行能力、小型爆弾、ガトリングガン等の重火器装備能力などを合わせ持つ。この運動性能に追随するのは非常に困難であり、量産に入ったこれらバグノイドの飛行隊は、おそらく、自衛隊が装備するあらゆる兵器に対して、優位に立つことができたであろう、と考えられる。性能も安定しており、三体の能力は、ほとんど変わらない。

 必殺技は、改良型生体強化ケラチン製のクチバシを用いた急降下攻撃「ヘルダイブ」である。


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