第一七話に登場して、クラス担任に化け、恵子をさらおうとしたバグノイド。バグチェンジ前の人間形態は不確定。
多足の深海生物である「センジュナマコ」を模したバグノイドであるセンジュナマコバグは、要人の暗殺や警護といった特定の目的のためだけに計画生産された不正規戦用バグノイドである。明確なバグチェンジ前の姿が存在せず、かわりに表皮を自由に変形、着色して任意の人間になりかわることができるという特殊能力を持っているのだ。
その表皮コントロール技術は非常にすぐれたものであり、相手の動作に慣れない場合などにやや表情が固くなるほかは、服装まで含めた完全な擬態が可能である。また、バグノイドとしての能力も通常のバグノイドと比較して遜色なく、特に柔軟性のある表皮によって衝撃を拡散するという設計思想はデンキクラゲバグのそれを引き継ぎ、さらに洗練されたものとなっている。
必殺技は、相手の頭部をすっぽりと自分の体で覆うことで相手を窒息死させる「マットレス・スチーム」だが、そもそも呼吸をしていないスピードマンにはあまり有効な打撃とは言えなかった。