がんばれ副会長クロニクル

各話あらすじと登場人物

#530 五〇メートルの壁

2005年4月。直人、三田に叱られる。
岩城直人
植野俊平
三田美幸
槌浦
飛立

#571 立会演説会

2004年7月。直人、生徒会役員に立候補し演説する。
岩城直人

#586 青春の平均律

2005年4月〜5月。直人、隣のクラスのクラス歌を批評する。
岩城直人
仙石良成
西村聡美

#591 カンダツの木の下で

2005年4月。直人、新入生に訓示する。
岩城直人

#596 試合を振り出しに戻す

2004年10月。直人、三田とスーパーに行く。
三田美幸
岩城直人

#619 五分の魂

2005年8月。直人、化学準備室を捜索する。
岩城直人
高木一元
松戸初瀬

#644 冬来たりなば

2005年11月。直人、夕日を眺める。
岩城直人
原町良樹

#669 卒業式で泣かないと

2006年3月。直人、卒業式後にボタンをすべて失う。
岩城直人
植野俊平
三田美幸

登場人物紹介

岩城直人(いわきなおと)

 大月夜高校に通う高校生。茫洋とした性格の理系男子。世界は理系に支配されるべきだと思っている。大学の理学部で研究を続け、いつか自然科学系の研究者になれたらいいと漠然と思っているが、どうやったらそうなれるのか、あまり真剣には考えていない。中学のときは付き合っている子がいたが、今のところ、あまり女子には興味がないらしい。周囲に頭がいいと思われているが、粘りがないので成績は学年十位前後。化学部所属。二年生の夏に生徒会役員に立候補し、次の年の夏前まで生徒会副会長を務めた。

三田美幸(みたみゆき)

 直人の同級生。文系進学クラスにいる女子生徒。健全な常識を持って、はきはきとしたしゃべりかたをするが、ちょっと怒りっぽいところがある。将来は小説家かなにか、文筆業につければと思っているが、それが簡単ではないことも知っている。付き合っている人はいない。成績は、直人に比べると少し悪いくらい。部活動はやっていないが、読書サークルに所属している。二年生の夏に生徒会副会長になった。

植野俊平(うえのしゅんぺい)

 直人の一学年下の後輩。直人と同時に生徒会役員に立候補し、一年生で唯一当選を果たした(会計)。将来は工学部で好きなエンジンを触れたらと思っている。高校では思い切って剣道部に入ってみたが、それほど運動は得意なほうではない。隣のクラスに幼馴染の女の子がいて、特別な友人程度の付き合いを続けている。二期続けて当選を果たし、直人たちが卒業のとき、生徒会長を務めていた。

仙石良成(せんごくよしなり)

 直人の同級生。一年生、二年生と直人と同クラスだった。私立理系大学志望。二年生のとき、クラスの委員長を務め、直人を生徒会役員に推薦した。野球部でサードを守っている(ただし、この高校の野球部は夏の大会で二回戦止まり)。

西村聡美(にしむらさとみ)

 直人の同級生。二年生のとき直人と同クラスだった。私立文系志望。ブラスバンド部に所属して、クラリネットを吹いている。小さい頃からピアノをやっており、音楽は好きだが、専門教育を受けようと思うほどではない。三年生になって、仙石と付き合うことになった。三年四組クラス歌の作曲者。指が長くてきれい。

高木一元(たかぎかずもと)

 直人の同級生。一年生のとき直人と同クラスで、一緒に化学部に入った。二年生の夏から三年の夏まで、化学部の部長を務める。地元大学の理系学部を志望しており、将来はなにか事業をやりたいと思っている。軽い近視で、授業中だけメガネをかける。面倒見がよくまた世間知に長けているので、周囲の友人のまとめ役になることが多い。

松戸初瀬(まつどはつせ)

 直人の一学年下の後輩。直人や高木のいる化学部に入部してきた。薬学部志望で、化学部入部はその一環。成績はいいらしい。小柄で走るのが速く、また可愛いイラストを描く特技があって、化学部の危機(というのはつまり学園祭のときに発表がまとまらないという)を何度か救ったことがある。顧問の先生に「まつどサイエンティスト」と呼ばれている。

原町良樹(はらまちよしき)

 直人の同級生。二年生の春に関西から転校してきた。特に部活動はしていない。関西弁を直す気はあまりないらしい。成績はクラスの真ん中あたり。三年になって同じクラスとなった直人とは気が合い、いい友人になっている。パソコンが好きで、趣味でプログラムをやっている。関西の大学を志望していて、友人の多いあちらに戻りたいらしい。


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